文化・芸術

2008年10月21日 (火)

かんこ踊り-津市戸木町の敏太神社

10月11日、12日の両日津市戸木町の敏太(とした)神社で、3年に一度のかんこ踊りが行われた。

かんこ踊りは豊作を祝う踊りで,戸木町では文政元年(1818)に行われた記録がある。踊り手は首から円筒型の太鼓(かっこ)を下げ、頭に黒い羽、背中に白い羽を模した飾りを付けて躍る。東・中・西にそれぞれ独自の曲が伝わっているという。(毎日新聞の記事より)


11日は午後5時から9時まで、12日は正午から午後5時まで、行われた。

12日のお昼頃見に行った。
青少年による力強いかんこ踊りと、小学生の男女のかわいい衣装をつけた踊りの組が、次々披露された。
それぞれの町の組で、子どもたちの衣装や踊りが異なって長時間にわたって繰り返される。歌と笛、太鼓、ほらがいなどにあわせ、白い羽を地面に打ちつけるように跳ね踊る。かなり激しい踊りだ。

約一ヶ月も前から練習を重ねたと言う。
このような伝統ある踊りを、子どもからお年よりまで一緒になって行うまでには大変なご苦労があると思う。
子供のころの経験は、成長した後も忘れないだろう。
これからも続けていってください。3年後楽しみにしています。

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2008年8月14日 (木)

お知らせ

立秋をすぎ、昼間の時間がずいぶん短くなりました。
日中の暑さは尋常でなく、一雨欲しい所です。

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旧久居市元町の観音さんでは、8月17日(日)~18日(月)の両日、盆踊りと茅の輪くぐりが行われます。
皆様のご来場をお待ちしています。


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親子で奏でる二胡の絆
張濱(チャン・ピン)二胡音楽会2008三重公演
(日中平和友好条約締結30周年記念  四川大地震復興支援事業)
 

9月13日(土)
三重県文化会館中ホール
開場:16:30  開演:17:00

愛娘、チャン・ヒナさん(10歳)とともに、オリジナル新曲のほか「川の流れのように」「千の風になって」「月の砂漠」などを演奏。

チャン・ヒナさんは、2007年より中国最高峰の中央音楽学院に留学、一時帰国中です。

S席、4500円   A席、3500円

お問い合わせは、チャン・ビン音楽企画 TEL:052-763-1082

チケットは、チケットピアのほか、コンビニでも取り扱っています。

~音楽の力で森をつくろう~
Music Tree Live

奈良県薬師寺の特設舞台でおこなわれます。
入場料の一部に、森をつくるための応援資金がふくまれています。

8月30日(土) 平原綾香さん

8月31日(日) 石井竜也さん

9月6日(土)  秋川雅史さん

9月7日(日)  財津和夫さん


8月初旬近鉄伊勢線の電車内でポスターを見ました。近鉄も協賛しているのです。


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2008年7月26日 (土)

子ども科学体験2008

毎日アツーイ!!
総合文化センターへ行った。(放送大学の単位認定テストを受けるため、一科目だけ択一式だったので30分で終わった。あまり考えてると迷うのでとっとと終わらせた。)

広場で「子ども科学体験2008」が行われていた。主に小学生対象で明日 27日の日曜日もやっている。
10:00~16:00まで。

スライムづくり
生まれたばかりのひよこに触る
紙コップに、お花を咲かそう

などなどいろんな面白い体験コーナーがいっぱい。
広場のテントは暑いけど、お兄さんたち、おじさんたちが汗だくで一生懸命説明してくれている。

生き物に触れたり、直接体験してつくったり、親子で楽しみながら科学の不思議を体験できる。
夏休みならではの企画。

明日までやっていますよtaurus(そういえば牛のコーナーもあった)

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2008年2月28日 (木)

金閣鹿苑寺

昨日水曜日、とっても冷たくて寒い日だったけど、金閣鹿苑寺に行った。
出かけた頃は雪が飛んでいた。奈良から京都へ入るときには晴れてきた。
電車のドアが開くたびに凍りつくような冷たい風が吹き込んできてマフラーをしっかり撒きなおしたりした。

駅前からバスで50分くらい。着いた時、時雨れてきたがそれほど寒くはなかった。
京都はいつ行っても人がいっぱいだ。団体の人たちもたくさんいた。聞こえてくる会話の意味が分からないと思ったらほとんど中国系の方たちだった。

鹿苑寺

お釈迦様のお骨(仏舎利)を祀った舎利殿「金閣」が特に有名なため金閣寺と呼ばれていますが、正しくは「鹿苑寺」と言います。臨済宗相国寺派の禅寺です。(1994年、世界文化遺産に登録されました。)
この地は、鎌倉時代に西園寺公経の別荘北山第がありましたが、足利3代将軍義満が大変気に入り、応永4年(1397)に西園寺家から譲り受け、山荘北山殿を造りました。金閣を中心とした庭園・建築は極楽浄土をこの世に現したといわれています。(説明書より)


方丈と言われる建物の中には、狩野外記の作とされる襖絵や、近代日本画家の石踊達哉氏・森田りえ子氏による杉戸絵があります。(以前テレビで石踊氏の制作の様子を視聴していたので、直接みる事が出来て嬉しかった。)

時々雪が舞散ったかと思うと次の瞬間にはもう晴れていたりめまぐるしい天候だった。

金閣を中心に撮ってみた。


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2008年2月14日 (木)

お雛様

昨日は各地とも雪もようで風も強く冷たい日でした。

ひな祭りが近づきました。
NHKのニュースで、東伊豆町稲取に伝わる「雛のつるし飾り」が、放映されてました。
津市大門の文具店「白カネヤ」の奥様が、以前「つるし飾り」の様子をTVでみて心を動かされ、10ヶ月かかってつくられたそうです。今お店に飾ってあります。2月11日付けの毎日新聞にその様子が載っています。

大門では2月16日~3月3日まで57のお店にいろいろなお雛様を飾り、ひな祭りにちなんだ行事も行われます。3月1日には観音様の本堂で、十二単衣と束帯に身を包んだ新郎新婦の結婚式があるそうです。


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2008年1月11日 (金)

ロートレック展

愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)  地下鉄栄駅4番出口からすぐ。
1月14日(月・祝)まで開催。

37年に満たない短い生涯の中で、ロートレックの主要な仕事は最後の10数年間に集中しています。それは、ベル・エポック「美しき時代」と呼ばれた、19世紀パリの熱狂と退廃のただなか似ありました。この美しき時代に花開いた大衆文化の隆盛を背景に多彩な活動を展開したロートレックの作品を展示しています。
オルセー美術館やサンパウロ美術館など国内外の美術館から、日本初公開を含む油彩画の名品が出品されます。さらに版画、ポスターの代表作、雑誌挿絵、同時代の写真・映像など約300点を展示します。(案内書より)


日本の浮世絵に強い影響を受けたとされるポスターをはじめ、油彩画など一人の作家に関連してこれほど数多くの作品を目にしたのは初めてかもしれない。躍り子や歌手、役者などの華やかな表の面ではなく、舞台裏での彼らの表情を描いた作品に彼の人生が重なっているようで物悲しい。貴族出身でありながら身体の不調の故なのか、華やかな大衆文化の陰に潜む哀歓が漂っている。
常設展示品も大量で、午前中に入館したのに出たのは3時過ぎ、空腹も忘れていた。

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センター前の広場「オアシス21」の、「水の宇宙線」。

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2007年12月 1日 (土)

京都国立博物館

今朝、カレンダーをめくりました。最後の1枚だけです。
今までのどの月よりも早く過ぎて行ってしまう12月です。

自分の中ではまだ11月に引きずられ、名残惜しさに11月のすそにくっついていたい気持ちがあります。

11月14日(水)、京都国立博物館で開かれていた「狩野永徳展」に行きました。
大変な人だとの情報に、ならば開館の9時半に会場に到着するようにいけば待ち時間も少なくなるはずと考えました。
暗い内に家を出て9時半に着きましたが、すでに長蛇の列、でも30分くらいで場内にはいれました。
中は皆さんゆっくり見ておられるので絵のところまでなかなか近寄れません。「洛中洛外図」は特に凄い人でした。なるべくがっちりした男の人の後に着いて(押されても倒れないように)、安心してゆっくり見る事ができました。
早い時間だったので地元の方が多かったのでしょうか。「釈迦堂春景図」のような京都の様子を描いた風俗画の前で、「今と大体同じだね、周りは住宅街になってしまったけど、、」とか「ああ、あそこね」などわが町の昔を懐かしむ話し声があちこちから聞こえていました。

常設展も古代から近代まで膨大な量の展示に圧倒されました。
外の噴水池や庭園、紅葉した樹木など心ひかれるものは数知れず。
ただ、お弁当を用意してこなかったのが悔やまれました。

3年後に「長谷川等伯展」だそうです。楽しみです。


狩野永徳の3枚の画像は、公式ホームページより転載させて頂きました。


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三十三間堂に寄りました。
中央の「十一面千手千眼観世音」様は、御修復中でお会いできませんでしたが千躰の観音様、雷神様、風神様、二十八部衆の皆様に拝謁でき、いろいろお願いもしました。


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2007年11月10日 (土)

谷川士清(たにがわことすが)

気が付けばもう11月上旬が過ぎようとしている。

過日 国学者谷川士清の旧宅を訪ねた。
以下パンフの説明をかいつまんで記しておきます。

宝永6年(1709)2月26日、伊勢国安濃郡八町(現在の津市八町三丁目)で町医を営む谷川義章の長男として生まれました。
幼い頃から家業を継ぐため勉学に励み、享保15年(1730)頃から5年間ほど京都に遊学しました。其処で松岡玄達から本草学・儒学などを学び、また、松岡忠良からは垂加神道を、次いで玉木正英に入門し神道許状を受けました。医学ももちろん福井丹波守に学び医師免許を受け、享保20年(1735)津に帰郷しました。
医業の傍ら学問にも打ち込み「洞津谷川塾」や、「森陰社」という道場を設けて人々に学問を教えました。

著作は「日本書紀通証」三十五巻(日本書紀の注釈書)
「和訓栞」九十三巻(わが国最初の本格的な五十音順国語辞典)
「勾玉考」一巻(考古学書)
「鋸屑譚」一巻(言語の語源を随筆風にまとめたもの)

特に「日本書紀通証」第一巻付録の「和語通音」は、わが国最初の「動詞の活用表」となりました。本居宣長にも影響を与えました。
「和訓栞」は、わが国最初の本格的な五十音順の国語辞典で、約21,000語が収録されています。

谷川士清旧宅は、津市と上野市を結ぶ旧街道沿いの八町にあります。
近鉄津新町駅から西へ1.4キロの所です。

近くには谷川神社の境内に反古塚があります。士清自身が建てた物で、後の世に誤って自分の説が伝わらないように著作の下書きを埋めたといわれています。

神社隣の福蔵寺には士清のお墓があります。

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2007年10月31日 (水)

パラミタミュージアム

パラミタミュージアム
三重県三重郡菰野町大羽根園松が枝町21-6

近鉄湯の山線大羽根園下車、300メートルの所にあります。

今、「中村晋也展―祈りの造形ー  釈迦十大弟子とミゼレーレ」が開催されています。【12月25日(火)まで】

中村晋也氏は、平成19年度文化勲章 受章決定されました。
三重県ご出身ですが、鹿児島を活動の拠点とされています。
釈迦の十大弟子の魂を揺さぶるような表情に打たれました。

常設展では、池田満寿夫氏の「般若心経シリーズ」が、展示されています。
1階の第1・2・3室の展示室いっぱいに、陶版に托された氏の祈りの結晶が所狭しと並べられ、圧倒されます。


庭園も自由に散策できます。
木々の下に様々な野草が植えられ、ここを見るだけでも来た甲斐があります。

先週はいろいろ心騒ぐ事があったので、鑑賞と言うより祈るような気持ちで作品の前に立ちました。
そして、安らぎをおぼえ、また華やかではないけれど木々の下でしっかりと根付いている草花たちに
励まされたのです。

イベント

11月18日(日)午後1時より、2階第4室・第5室にて
中村晋也氏による作品の解説。


11月24日(土)午前11時より
特別講演会  薬師寺長老 松久保秀胤氏 「祈りの造形によせて」

お問合せ先:TEL 059-391-1088

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2007年7月 5日 (木)

アイーダ

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四日、新名古屋ミュージカル劇場で、劇団四季によるミュージカル、「アイーダ」を観た。

開演は一時半、直前には約1000もの席が埋まり、人々の話し声と笑いさざめく声が高い天井に響き、まるで逆巻く嵐の海にいるような感覚にとらわれた。

灯りが落ちて、音楽が鳴り幕があがると会場は静寂に包まれる。
舞台は美術館の中、人々が思い思いに眺め歩く風景が現れた。やがて、展示品の古代エジプトの女王イシスがガラスケースを開き、静かに古代エジプトの恋物語へといざなってくれた。

エジプトの若き英雄、ラダメスが南のヌピアを占領し捕虜を奴隷として連れ帰る。ファラオの娘で婚約者のアムネリスに献上した女奴隷がアイーダである。アイーダは身分を秘しているがヌピアの王女であり、崇高果敢な精神の持ち主だった。

奴隷の身でありながら自分の意見をハッキリ述べるアイーダに、アムネリスもラダメスも次第に心を開いていく。

ラダメスとアイーダの恋、アイーダへの友情を感じながら、ラダメスに対する実らぬ恋に苦しむアムネリス。

ラダメスとその父との確執などの家族愛。祖国への思いなど様々な愛ゆえに、彼らの心はひき裂かれんばかりである。


ミュージカルは初めてだった。
スピーディな場面展開で種々の舞台衣装が照明の中で美しく輝き、特にエジプトの風景を背景に女性たちの躍る姿がシルエットとして浮かび上がる様は圧巻だった。

もちろん音楽はエルトン・ジョンとティム・ライスとのコンビによって緩急自在なリズムとハーモニーをつくり、観客を魅了し尽くす。

アイーダやラダメスのド迫力の歌声、アムネリスの柔らかで優しい響きなど、しばらく体の中からはなれない。

悲恋は物語としてはこの上なく美しく仕立て上げられる。

しかし、現実にはあってはならないこと。
組織とか、制度とか、権力とか、個人の及ばない見えない力は、今だって現在進行形で存在する。
個人の愛、権利、尊厳を抹殺してはならない、、、と、考えさせられた。


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2007年6月10日 (日)

文化財を活かした町づくり

「文化財を活かした町づくり」と題してシンポジウムが開かれます。


日時      2007年6月17日(日)    午前9時30分~午後4時30分

場所      三重県松阪市本町  産業振興センターホール(松阪市役所東)

報告 (午前)      宮崎県の西都原(サイトバル)古墳群を活かした町づくり

               山梨県梅乃木遺跡の調査と保存

              三重県の関宿保存の事

              三重県の斎宮跡が国の史跡に指定後の30年の今とこれからの課題


記念講演(午後)   文化的景観と町づくり (元滋賀県立大学学長 西川先生のお話し)


そのほか三重県各地から関連報告があります。


全国各地の興味深い報告を数々聞く事ができます。

入場は無料です。

詳しい事は、0596-52-0470  下村さんにお問い合わせください。

        

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2007年5月30日 (水)

坂倉俊子さんの人形展

2005年になくなられた人形作家坂倉俊子さんの
遺作展が、美術館内・県民ギャラリーで開かれています。

気品あふれるたくさんの人形たちに出逢えます。

6月3日まで。

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2007年5月29日 (火)

シャガール展

見たくない、聞きたくないニュースの何と多い事か。
それでも時は過ぎてゆく。


シャガール展を見た。

美術館への道に沿って沼がある。
青サギが何かを待っているかのように
じっと立っていた。

美術館付属のオープンレストランの前庭に咲いているバラ。


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シャガール(1887~1985)


今年は生誕120年に当たる。

シャガールは、1887年7月7日にロシア、現在のベラルーシ共和国にあるヴィテブスクという村で貧しいユダヤ人の家庭に生まれた。8人兄弟の大家族であった。

食料品店、肉屋、行き交う巡査、行商人、家の周りで飼われていた牛や山羊など生活の中での風景は後の作品の題材として数多く登場する。

23歳でパリに出る。

時々帰っていた故郷で、運命の女性ベラと出会う。
彼女の両親の反対を押し切り1915年28歳の時結婚。
「美の神が舞い降りてきたかのようだった。」と回想している。
その後花束やベラを対象にした色鮮やかな作品を数多く残している。

1930年代彼の作品は、ナチスによって「退廃的である」とされ、
ドイツでは多くが廃棄された。
この頃には聖書に関するものが多い。

第二次大戦中、54歳の時、ナチスから逃れアメリカへ亡命。しかしその地で愛妻ベラが急死。

その後は南フランスで制作生活を送った。


97年という長い人生の中に2度の大戦。ユダヤ人である事の苦悩、同胞への思い、愛妻の死など
多くの困難を乗り越えたシャガールの絵は、その色彩題材とも人間への愛に満ち満ちている。

90歳を超えた頃の作品もあった。
みずみずしい愛に満ちた画風と色彩は年齢など微塵も感じさせない。
むしろ純化された分、よりいっそう訴えかけてくる力は大きいように思った。

彼の絵には、故郷の村、馬、牛、鳥、魚、バイオリンなどのほか、
目があちこちにばら撒かれている。

たくさんの目に見られるのはあまり気持ちのいい物ではない。
しかしシャガールの描く目は実に優しい。
愛に包まれるような感じだ。

深い青、緑、赤紫の色彩は心を捉えて離さない。

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2007年5月17日 (木)

上原まりさんの琵琶演奏会

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5月13日(日)に、「平家物語にみる昔と今」と題して、上原まりさんの琵琶の弾き語りと、お話がありました。


琵琶は遠く中央アジアのペルシャ(今のイラン、イラク辺り)が起源とされる。
伝統的には宮廷娯楽音楽用として、独奏あるいは語り物の伴奏に広く使われていた。
シルクロードを通り奈良時代にわが国に伝来したという。

東大寺正倉院の御物にある「螺鈿紫檀五弦琵琶」は、インドを起源とする珍しい形で、実物は正倉院の物が世界唯一。(写真右、中学社会の教科書に載っている)。

今日の物は4弦が基本、5弦のもある。(上原さんの使われていたのは5弦です。)
楽琵琶と、盲僧琵琶に大別される。楽琵琶の方が大きい。
盲僧琵琶は後に、薩摩琵琶と筑前琵琶に発展した。
平家琵琶は、楽琵琶と盲僧琵琶を折衷したもの。

上原まりさんは、筑前琵琶旭会の初代旭堂を祖父に、旭会総師範二代目旭堂を母として、
生まれながらに琵琶の世界におられた方です。

13年間の宝塚時代は、花組娘役トップスターとして活躍され、特に「ベルサイユのばら」の
マリー・アントワネット役は、有名です。

現在は、筑前琵琶奏者、旭艶の名で「平家物語」を初め、「中世女人抄」「源氏物語」等の
演奏活動を精力的にこなされています。


平家の時代とはもちろん社会背景が、ずいぶん異なっているものの、其処に流れる人間の愛情、嫉妬、憎しみ、哀れみなどは時代を超えて、今の時代にも語りかけてくれる。だからこそ「平家物語」の世界を愛してやまない、と上原さんは語ってくださいました。

普段話される上原さんの声は、宝塚時代の娘役を彷彿とさせる少し甲高く、かわいらしいお声です。
ですがひとたび琵琶をはじき、平家の語りに入ると独得の深みとのびのある、うなりに豹変され、否応なく平家の時代に惹き込まれます。
殊に、「壇の浦」は、体の内側がえぐられるような感じで震える思いでした。

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2007年3月10日 (土)

作家とふるさと

「近代文学にみる三重の言葉」と題して、基調講演とシンポジウムがあった。

四日市出身の丹羽文雄・田村泰次郎、多感な少年期を柘植や上野で過ごした横光利一の
三人の作家を取り上げ、彼らと三重との関わり方、その作品にあらわれた故郷の風景、故郷への思い、
訛り言葉などを探った。

この三人に深い造詣をお持ちの先生方のお話は、多岐に渡って単に三重との関わりにとどまらず、
彼らの戦争への思い、宗教観などにも話しが及んで今更ながら文学の持つ重大さに
覚醒される思いがした。


横光の、中学時代の作品「夜の翅」(散文詩)・「修学旅行記」などは、すでに後に”新感覚派”と
呼ばれる斬新な文体の萌芽が伺われるのだと言う。
それらの作品に触れる事ができただけでも収穫であった。

夜の翅(つばさ)

 地へも、屋根へも、凝然と晝の深みを見守ってゐた。
空へも、荘厳な夜の翅が擴ってゐる。


4月14日(土)県民の日の記念事業として、
芥川賞作家の、伊藤たかみ氏の講演、その他が催される。
(13時より、総合文化センター)


帰り道、楷楽公園によった。
お祭りの準備が整って
あとは桜の開花を待つばかり。

藪つばきが美しい。


Hanami
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2007年3月 4日 (日)

ピアノ

今日は暖かいと言うより暑い日だった。

孫娘の発表会に行った。
家ではピアノで練習しているが、舞台では最新のエレクトーンが使われていた。
4歳から6歳のクラスなのだがなかなかどうして見ごたえ聞きごたえのある
演奏ぶりだった。

教室毎にそれぞれ4人から9人ぐらいがグループになって
同じ曲を演奏したり、時には歌も交えたりする。

「翼を下さい」「桜」「手のひらに太陽を」
「猩々寺の狸ばやし」などなど、どれもみんな
一生懸命に楽しそうに弾いていた。

会場のロビーに昭和11年制作と言うふるいグランドピアノがあった。
もちろんまだ弾ける。

説明によると、昭和10年当時グランドピアノは1850円、今のお金にするとおよそ
500万円。
当時お米10キロが2円50銭(今は4200円)、初任給70円(今は18万円)。

庶民にはとても手の出せる値段ではなかった。
ちなみに今グランドピアノは130万円。

1900年に、ヤマハの創業者山葉寅楠が国産初のピアノを製造。
1902年にグランドピアノを作った。


そもそも日本のピアノは、第二次大戦後に急激に
売上を延ばし、世界のトップ・シェアの座を占めた。
本場のヨーロッパでは、第一次大戦前がピークであり、
第二次大戦後は大きく落ち込んだ。

ロシアが戦後伸びているが日本の比ではない。

欧米では、ピアノ人口が一部の富裕階層に限られているのに比べ
日本は大衆化された。
その仕掛け人が川上源一である。
多角経営で成功をおさめた。

音楽教室は日本独自のものである。
川上自身は楽器に関して素人であり、
ただ多くの人に楽しんでもらいたいと言う
純粋な気持ちで音楽教室を発案したと言う。

結果として楽器の売上につながったとしても
最初から意図したのではないそうだ。


「のだめ」や、映画「神童」の吹き替え演奏をした
清塚信也さんのピアノコンサートが
3月23日(金)18:30分より
第一楽器四日市店4F・ムーシケホールで
行われます。
問い合わせは、059-353-7361


,Butai
Kao
Huruipiano
Pianonorekisi

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2007年3月 2日 (金)

黒蜥蜴

宝塚歌劇・花組公演「明智小五郎の事件簿・黒蜥蜴」を観た。

江戸川乱歩原作の「黒蜥蜴」は、これまでに映画、舞台で様々に演じられてきている。
数年前に、三島由紀夫脚本・美輪明宏演出、美術、衣装、音楽に寄る舞台を観た。
黒蜥蜴、美輪明宏・明智小五郎、高嶋政宏によって演じられた。まさに美輪明宏ワールドであった。
そこでかなり強烈な黒蜥蜴像を、植え付けられた。

今回観た宝塚版は、木村信司脚本・演出になるもので、時代を大正・昭和初期に設定し
愛と憂いが漂う舞台だった。
自分の仕事に迷う明智、大盗賊の女傑なのに弱いものの味方であり、愛に飢える黒蜥蜴、
そして最後に意外な二人の関係が明かされる。(これは観てのお楽しみ)

第二部の「タキシードジャズ」歌と踊りが次々くりだされ、客席の手拍子と一体となって
ホントに楽しかった。

あっという間の3時間、終わったあとはどの顔もどの顔も大大満足の顔ばかり。

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Takaraduka
Mokuren
Piano

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2007年2月28日 (水)

大エルミタージュ美術館展

名古屋市美術館で開かれている「大エルミタージュ美術館展」に行った。
3月4日(日)で、終わってしまうので大急ぎで行った。

先週の土曜日、娘と孫が行ってきた。6歳の孫に「どんな絵が良かった?」と聞いたらちょっと考えて
「結婚式の絵」と答えた。

6歳の子どもを惹きつける絵ってどんなんだろうと、期待に胸がおどった。

会場は会期が迫っているのでとても混雑していた。若い人や男の方もたくさん見えていた。

人気の「野原の少女」は、いつまでも眺めていたい絵であった。
孫の言っていた「結婚式の絵」というのは、モーリス・ドニの「婚礼の行列」らしい。
小品で地味な色使いだった。なぜ彼女の心に残ったかはわからない。

まだ背の低い子どもの目線に丁度よかったということもあるかもしれない。

絵にあまり近づきすぎると照明のために光って良く見えない。
かといって、離れると人の頭でみえない。
できるだけ人のいない所からあちこち見て回った。

大画面の風景画はどれも圧倒された。

キース・ヴァン・ドンゲンの「春」に、惹かれた。

白川公園には、かつて青テントがいっぱい張られていたが、あの人たちは
どこで暮らしているのだろう。
今はケヤキや楠の木立の下がとてもきれいになって散策の道も
整備されている。

黄水仙が咲いていた。


公園の近くの歩道に「タブノキ」がある。
推定樹齢250年。とても大事にされている。

Isuisen
Tabunoki
Misono

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